ビジネスモデルは
生活雑貨が中心

 300円ショップのビジネスモデルは生活雑貨が中心、しかも商品は毎日新商品を入荷するチェーンも多く、定番商品もあるが、売り切れご免の商品の比率が高いとみられる。商品のサイクルは短く売り場に新鮮感を出している。

 300円ショップ代表格の「スリーコインズ」の売上高は2017年2月期で218億円だったが、18年2月期は11.4%増の243億円、また19年2月期の上期(18年3~8月)は前年同期比9.9%増の135億円とこのところ2ケタ前後の伸長を続けている。

 最近は業態も「スリーコインズ」だけでなく、「スリーコインズプラス」やエキナカ中心の「スリーコインズウープス」や「スリーコインズステーション」などといったように利用シーンなどに応じて業態を広げている。スリーコインズの店舗数は18年8月時点で約190店という状況だ。

300円ショップは
黎明期から成長期に入った

 300円ショップは100ショップと違って粗利益率の低い食品の割合は少なく、チラシを大量に配布するスーパーとも違う。値引き販売をせず300円という定価販売のため販売効率は高い。

 パルグループの雑貨部門の19年度上期(18年3月~9月期)の営業利益は13億円で前年同期比4.9%減。しかし、これはスリーコインズが原因ではなく、他の雑貨専門店が不振だったことが主因。

 雑貨部門の売上高が179億円だから大半の利益をスリーコインズが稼いでいるとみられ、営業利益率は10%を超えている形だ。

 この3コインズを筆頭に「クゥクゥ」は約35店、「ミカヅキモモコ」の店舗数も70店超になっている。さらに、パルグループはスリーコインズのほかにもアクセサリーなどファッション雑貨の「Lattice(ラティス)」という業態の展開を始めており、300円ショップの業態分化を進めている。

 つまり黎明期から成長期に入ったといえるし、まだまだ伸びしろはありそうだ。