東京・渋谷のシンボル、「ロフト」は昨年11月に30周年を迎えた。歩みは平成とほぼ同じだ。文具でも、健康グッズでも、売り場に行けば流行がわかる。話題になった商品は欠品や完売になる、と広報担当の田中寛子さんは話す。
平成にヒットした商品のリストが下記だ。文具と雑貨(健康・生活)別で八つを挙げてもらった。
【ロフト平成ヒットアイテム】
■文具
ほぼ日手帳/フリクション/ジェットストリーム(ボールペン)/ソフトリングノート/マスキングテープ/カクノ(万年筆)/円周率ノート/スマッシュ(シャープペンシル)
■健康雑貨
ビリーズブートキャンプ(DVD)(※)/ワンダーコア(※)/フェイスマスク ルルルン/デジャヴュ ファイバーウィッグ/毛穴撫子 お米のマスク/スカルプD/PITTA MASK/リファ
■生活雑貨
ビーズクッション「MOGU」/テンピュール 枕/デジタルフォトフレーム/ルルド マッサージクッション/ルクエ スチームケース/初代レミパン/クラフトホリック 抱き枕クッション/亀の子スポンジ
※取り扱い終了(2017年12月現在)
話題はやはり「ほぼ日手帳」だろう。「昭和」を代表するコピーライターの糸井重里さん率いる「ほぼ日刊イトイ新聞」が「平成」に開発し、ヒットした。ビーズクッション「MOGU」は、圧をかけるとクッション内部のビーズが体の形にあわせてフィットする。昭和の時代には体験したことのないフィット感に、お尻が脱帽! このほか、腹筋マシン「ワンダーコア」に、美顔ローラー「リファ」など、自宅で使える健康・美容器具が話題になったのも平成らしさ。「個人で楽しむアイテムが増えていった印象です」(田中さん)