17年3月期の売上高は前期比11.0%増の1453億円、営業利益は同26.3%増の151億円、18年3月期の売上高は同9.5%増の1591億円。営業利益は同8.6%増の164億円と2ケタの高い成長が続いていたからだ。

 人件費が圧迫したとはいえ、19年3月期第2四半期の急減ぶり。しかもセリアの既存店の客数が減少していることは見逃せない。18年4月以降、前年を上回ったのは6月だけで、18年9月まで前年同月前年割れである。売り上げは新規出店を続ければ伸びていく。しかし、既存店の客数の前年割れは深刻である。

 またキャンドゥはもっと深刻で17年11月期、18年11月期と2期連続で減益、19年11月期も減益を見込んでいる。

消費者の購買行動の変化は
顕著に出ている

「300円ショップと、100円ショップでは客層は違うでしょ」というご指摘があるかもしれないが、低価格の均一ストアという“くくり”では同じ。どちらも若年層の女性をメインターゲットにしているのは間違いない。

 まだ300円ショップは店舗数全体で100円ショップの足元にも及ばないし、100円ショップでは4500億円の売り上げがあるダイソーという「巨人」も君臨している。

 しかし、あれほど高成長を続けてきたカジュアル衣料専門店の「ユニクロ」の国内事業でも、19年8月期の上期(18年9月~19年2月)は減収減益。営業利益は23.7%減だ。

 消費者の購買行動の変化は顕著に出ている。

 よくデフレが続き節約疲れの反動が出始めているという指摘もある。少し良い物を求める心理的なインフレ状態をくすぐる300円ショップが、これから伸び、100ショップを凌駕(りょうが)するかどうか。今後の消費傾向を占うバロメーターになるかもしれない。