• 株価下落による配当利回りの上昇には要注意• 株価下落による配当利回りの上昇には要注意配当利回りが高い銘柄には注意が必要だ。単純に計算すると、株価が下落して配当金が変わらないと配当利回りは高くなる。一見魅力的に見える銘柄も実はそうでもないかもしれない。「配当重視の投資家が犯す最大の間違いは、配当利回りが高い銘柄を配当成長銘柄と勘違いすることだ。われわれは、株価が下落したことによりたまたま高配当利回りとなった銘柄は避けている」と、約16億ドルを管轄する運用アドバイザリー会社、バンセン・グループの最高投資責任者(CIO)であるデービット・L・バンセン氏は述べる。同社が保有する高配当銘柄には、製薬大手のメルク(MRK)、航空機大手ボーイング(BA)、およびマクドナルド(MCD)などがある。