(1)頭髪 赤い髪に「赤いサインペン」と「赤いボールペン」を巻きつけている。

(2)額  おでこの傷口を「ホチキス」でとめて、血を流している。

(3)眉毛 左右の眉毛から「のり」が垂れ下がっている。

(4)鼻  「定規」で鼻の長さを測っている。

(5)口  「プリンターのインク」を無理やり口のなかに押し込もうとしている。

 かなり刺激的なイメージで、体の部位と、買いたいものを結びつけていますよね。

 刺激的で印象に残るイメージをつくる──これが「フック記憶法」の重要な点です。

 単に「頭髪=赤いサインペンと赤いボールペン」「額=ホチキス」と、単語を並べてみても、頭に入ってこないでしょう。

 そこで、一度覚えたら、忘れたくても忘れられないイメージをつくりあげてしまうわけです。このイメージは、奇抜であればあるほどいいのです。

 なぜなら、脳は当たり前のことに対しては、「ああ、いつものあれだな」と、さっと素通りしてしまい、記憶の痕跡さえ残さないことさえあります。

 ところが、「おでこの傷口をホチキスで止める」などというゾンビを彷彿とさせるようなイメージには、「おお、こわい!」という強い反応を示すでしょう。

 その意味では、多少現実離れしていても、シュールなイメージづくりをするのも、記憶上手になる方法と言えます。

 また、ほかの体の部位を使って覚えてもかまいません。手、腹、へそ、足など、自分が覚えやすいと思うものを使えばいいのです。

 山手線の駅名になじみがある人は、体の部位を使う代わりに、東京、有楽町、新橋、浜松町……というように、駅名を使うのもいいでしょう。

「フック記憶法」を自由に使えるようになれば、もう買い忘れることはありません。