米クアルコムは2年以上に及んだ買収の脅威や法廷闘争の過程で、第5世代移動通信システム(5G)製品に軸足を置く方針を固めた。それは現時点では功を奏している。5G技術でクアルコムが主導権を握ると判断したトランプ米政権は昨年、国家安全保障を理由にブロードコムによる敵対的買収を阻止すると決めた。アップルがクアルコムとの特許訴訟で16日に和解したのも、インテルがスマートフォン向けの5Gモデムチップ開発を中止すると決めたのも、クアルコムの5G分野でのリードが背景にある。
5Gへの賭け奏功したクアルコム、今後の課題は
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