英国のEU離脱(Brexit)は、10月31日まで離脱期限が延期された。
メイ首相は、野党労働党との「超党派合意」に方向転換し交渉を続けているが、状況はこう着している。足元の保守党からは辞任要求が高まる。
一方で、EU側では、離脱期限延長をめぐりマクロン仏大統領の強硬姿勢が目立った。
離脱期限延期により「合意なき離脱」の可能性は遠のいたのか、最終決着はどうなるのか。
Brexitの行方は、メイ首相、コービン労働党党首、マクロン仏大統領の3人の動向がカギを握る。
「氷の女王」メイ首相
「頑なな姿勢」は変わるのか
Brexitの予想以上の混迷は、メイ首相の政治手法や政治家としての個性が影を落としたことは間違いない。