サークル仲間の飲み会で
先輩と運命の再会!?

 GWに入りすぐに実家に帰省したAは、大学時代のサークル仲間が集まる飲み会に参加。会場の居酒屋に入った途端、後ろから肩を叩かれた。

「A、久しぶり!」

 振り向くと先輩のCだった。2人は早速、隣同士に座り談笑していた。一息ついたところでCが話題を変えた。

「ところで、お前、今年から社会人だよな。新しい会社はどうだい?」
「それが…最悪なんです」

 Aは、総務課の様子をヤケ気味に話した。

「残業ないし、休みはたくさんあるし、ラクでいいなと思っていたんですが、会話はなし。あんな暗い会社で働いていたら、俺、ゾンビになっちゃいますよ。もう辞めたい!」

 Cはうなずき、笑いながら言った。

「じゃあ、東京のアパートをさっさと引き払って帰って来いよ」
「でも、仕事ってあるんですか?」
「俺の会社で新卒者を追加募集中だよ。明日人事部は仕事の都合で全員出社するから、Aがよければ部長に話してやろうか?」
「ぜひお願いします!」

 翌日の昼過ぎにAの携帯が鳴った。相手はCだった。

「昨日の件、部長に話したら大乗り気。ぜひこれから面接したいって。都合はどう?」
「すぐ行きます!会社の場所を教えてください」

 Aは家族から借りたスーツに着替えると、乙社にすっ飛んでいった。Cの紹介ということもあり、人事部長との面接が終了するとその場で採用が決定、雇用条件を提示された。納得したAは東京には戻らず、GW明けから乙社で働くことにした。両親にその旨を伝えると「息子が戻ってくる!」と大賛成、これまで借りていたアパートは、後日母親が上京して引き払うことになった。