いま宇宙事業で日本 × UAEの絆は強い

エスクァイア編集部 (以下編集部):大使の日本での活動を教えてください。

カリド・アルアメリ大使(以下アルアメリ大使):私の仕事は、主に両国の関係を発展させるために貢献することです。その中のいくつかのプロジェクトは、大使館が計画しています。

駐日アラブ首長国連邦大使
駐日アラブ首長国連邦大使カリド・オムラン・スカイット・サルハン・アルアメリ閣下(His Excellency Mr. Khaled Omran Sqait Sarhan ALAMERI) Photograph/Mai Hokari(BOIL)

 具体例を2つ挙げるとしたら、まず1つ目は大使主催のラウンドテーブルです。テーマを選んでディスカッションするのですが、昨年2018年のテーマのひとつは「宇宙」でした。その分野のエキスパートを政府や民間から招待し、宇宙について意見交換や今後のプロジェクトについて話し合いました。

 2018年はUAEがつくったサテライトの打ち上げを種子島で行いましたが、2020年には同じく種子島から火星へ「希望」という探索機を打ち上げます。日本の企業がつくったランチャー(ロケットの発射装置)を用いてUAEがつくった探索機を打ち上げるという、技術と技術のコラボレーションになりますね。

 2つ目は日本の高校生を大使館に招き、学生たちにUAEの文化や風土、両国の関係性をプレゼンテーションしています。プレゼンターを務めるのは、日本に留学しているUAEの学生です。UAEの伝統衣装を着て、伝統菓子であるデーツなどのUAEのスイーツをみんなで食べたり…。両国の学生が楽しく交流しています。