米電気自動車(EV)大手テスラが24日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、赤字幅が過去最大に匹敵する規模となり、市場予想より悪かった。コンパクトカー「モデル3」の納入に苦戦していることから、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の楽観的な成長見通しが疑問視されている。  純損益は7億0200万ドルの赤字(前年同期は7億1000万ドルの赤字)。調整後1株損益は2.90ドルの赤字と、赤字幅はファクトセットがまとめたアナリスト予想の1.15ドルを大幅に上回った。  前四半期まで2四半期連続で黒字となったことから、年間100万台以上のEV生産ペースに向かうとの期待が膨らんでいた。