機内で快適に過ごすためのコストが上昇している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の委託でエアラインズ・リポーティング・コーポレーション(ARC)がまとめたデータによると、エコノミークラスの航空券の平均価格とビジネスクラス・ファーストクラスの航空券の平均価格の差がこの2年で約5%拡大した。機内前方の広い座席の航空券は高くなり、エコノミークラスの航空券は若干安くなった(追加料金は考慮しない)。航空会社はエコノミークラスの座席一つひとつのスペースを狭くして上位クラスの需要を喚起している。デルタ航空の国内線ファーストクラスの座席のうち、2011年に売れたのは14%だったが、今では6割を超える。同航空の上位クラスの航空券の売上高は昨年が14%増、今年第1四半期は8%増だった。