米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、新規株式公開(IPO)で目標とする評価額を約805億〜915億ドル(約9兆〜10兆2000億円)に引き下げた。ウーバーが26日朝提出した届け出によると、IPO価格の仮条件は1株44〜50ドルに設定した。同社は以前、転換社債の保有者にIPO価格が1株48〜55ドルになるとの見通しを示していた。このレンジに基づけば、完全希薄化後の評価額は900億〜1000億ドルとなる予定だった。届け出によれば、ウーバーはIPOで79億〜90億ドルの調達を目指している。ウーバーのIPOは、評価額で史上有数の規模になる見通し。昨年、引受主幹事のモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループは評価額が最高1200億ドルになる可能性があると売り込んでいた。
ウーバー、IPOでの目標評価額引き下げ 1-3月期は赤字10億ドル
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