7日の米株式相場は急落。米トランプ政権が警告通り中国製品への関税を引き上げる可能性が高まり、投資家の売りが膨らんだ。ダウ工業株30種平均は一時600ドル超下げたが、引けにかけやや下落幅が縮小した。ダウ平均の終値は前日比473.39ドル(1.79%)安の2万5965.09ドル。S&P500種指数は48.42ポイント(1.65%)安の2884.05、ナスダック総合指数は159.53ポイント(1.96%)安の7963.76で取引を終えた。中国市場での売上高が多い半導体や小売りなど、貿易と関連の深い企業の株が売られた。また、関税で石油需要が減少するとの思惑から原油価格が下落し、関連株も下げた。中国は半導体の製造拠点であるだけではなく、半導体を組み込んだスマートフォン、コンピューター、自動車などの消費地でもあるだけに、米半導体産業への影響は大きい。画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアは3.8%下げ、インテルは1.4%安で引けた。