ホワイトハウスは5日、空母打撃群および爆撃部隊をペルシア湾に派遣すると発表した。これは挑発ではない。イランおよび中東各地のイランの代理勢力、そして特にイスラム革命防衛隊(IRGC)で精鋭部隊を率いるカセム・ソレイマニ司令官に対する抑止メッセージだ。「米国はイラン政権との戦争を求めているのではない」。ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明の中でこう述べた。原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群はすでに地中海に配備されており、いずれにせよペルシャ湾に派遣されていただろう。だが週末にホワイトハウスで会合が開かれて即座に派遣が決められたのは、差し迫った脅威の可能性に関する情報を入手したためだ。
【社説】米空母派遣はイラン司令官への警告
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