まるで“浮き輪”のようなお腹まわり・・・このポッコリお腹をなんとか凹ませたい。
でも、「あんまり頑張らずに」ってのが人情ですよね。
運動すれば痩せるのはわかってる。
けれど、それができない。やりたくないんですよね。
わかってます、わかってますとも!
その体脂肪、運動ナシでも落とせる方法を教えましょう。
前回、前々回と、ざっと私の1週間の食事を紹介しましたが、「肉」をたくさん食べていることにお気づきかと思います。
「肉の食べすぎは体に悪い」「肉は太りやすい」と信じている人も多いようですが、肉は糖質がほぼゼロで、なおかつたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルと栄養素の宝庫ですから、私は気にせずたくさん食べています。
肉の食べすぎは、がんのリスクを上げるという報告もあります。
とくに問題になっているのは、赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)ですが、これには賛否両論あります。
国際がん研究機関では、赤肉と加工肉に、おもに大腸がんのリスクを上げる可能性があると指摘しています。一方、日本の国立がん研究センターでは、日本人の平均的な摂取量であれば、赤肉や加工肉の摂取が大腸がんのリスクを上げる可能性はないか、あっても小さいとしています。
私自身は、糖質制限をしていれば肉の摂取量は気にする必要はないと考えています。
こうした大腸がんのリスクは、いずれも糖質を普通に摂っている人のデータから導かれたものです。そもそも糖質の過剰摂取が、がんを招くのです。
赤肉や加工肉の摂りすぎに糖質過多が加わると、発がんリスクが高まると考えられますが、糖質制限をしていればそのリスクは激減します。
しかし、加工肉には多くの添加物が含まれています。
1つひとつの添加物が安全でも、それが複数同時に入って体内で作用すると、何をしでかすか予測不可能です。
私も加工肉は、あまり摂りすぎないように気をつけています。
お酒は、日々嗜んでいます。
その日の診療と食事を終え、日課となっているブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記』(koujiebe.blog95.fc2.com)の記事を書いてから、天日干しのスルメやクルミをかじりつつ、ちびちびと飲むのが至福の時なのです。
まずは糖質ゼロの発泡酒を1本飲み、その後は同じく糖質ゼロの焼酎(水割り)を2、3杯ほど飲んでいます。
夜中に尿意で目覚めることがなく、翌朝もお酒が残っていることはありませんから、私の体にとっては適量だと思っています。