バイオテク
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 米バイオテク業界では、一般社員も富裕層だ。

 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がマイログIQから提供された数百社に上る米主要企業の年次開示資料を調べたところ、医療セクター、そしてS&P500種指数採用企業全体でも、社員の給与が最も高い企業はバイオテク業界に集中していた。

 多発性骨髄腫の治療薬を手掛けるセルジーンは、社員の平均年収が26万3237ドル(約2900万円)と、同業界およびS&P500種採用企業の中で最も高かった。セルジーンに続いたのが、バーテックス・ファーマシューティカルズで、平均社員の年収は23万2178ドル。同社は嚢胞性線維症や感染症の治療薬を開発する。

 バイオテク企業は通常、社員数が少なく、専門の医療・科学研究者に依存している。

 バーテックスの社員数は約2300人で、大半が米国に拠点を置く。セルジーンの社員数は約7000人。バーテックスは開示資料以上のコメントを控えた。セルジーンはコメントの要請に応じていない。

 インサイト(社員数約1400人)は、平均年収が22万8006ドル。同社広報担当は、社員の大半は研究・開発(R&D)で、通常は給与が一段と低い製造関連の社員を抱えていないと述べた。

 高額給与のバイオテク企業の中で社員数が上位に入るギリアド・サイエンシズは、社員数が1万0500人、平均年収は16万3963ドルだった。同社はコメントを控えた。

(The Wall Street Journal/Patrick Thomas)