英語決算書との付き合い方、最低限の知識で最大限の情報をゲット!Photo by Ken Fukasawa

『週刊ダイヤモンド』5月18日号の第1特集は「GAFAでわかる決算書入門」です。世界の超一流企業たちの決算書を読み解いていきたいところだが、「英語」という言葉の壁にぶち当たってしまわないように、ここで英語決算書の付き合い方を身に付けていってほしい。(本記事は特集からの抜粋です)

 本誌特集の冒頭では財務3表のざっくりとした読み方をマスターしてもらった。

 早速、世界の超一流企業たちの決算書を読み解いていきたいところだが、「英語」という言葉の壁にぶち当たってしまわないように、ここで英語決算書との付き合い方を身に付けていってほしい。

 もちろん、英語に自信のある人は読み飛ばしてもらって構わない。

 まずは、英語決算書の入手方法だ。早くも心がくじけそうな人がいるかもしれないが、実はすごくカンタン。図のように、企業によってはわずか3ステップでゲットできてしまう。ここでは米アマゾン・ドット・コムのホームページを例に見ていこう。

 ステップ1として、グーグルやヤフーなどの検索エンジンで「企業名」+「IR」と検索してみよう。「IR」というのは「Investor Relations」の略なので、もしIRで思ったような検索結果が表示されなかった場合は、略さずに検索し直してほしい。

 ステップ2は検索結果をクリックするだけ。すると、アマゾンのIRページが出てくる。

 そこで最後のステップ3。左下に表示されている「Annual reports」という項目をクリックすれば、各年度のアニュアルレポートが並ぶページに飛ぶ。お目当ての年度を選べば、もうアマゾンの決算書はあなたの手の中だ。