2度の墜落事故を受けて3月から運航が停止されている米ボーイングの最新鋭機「737MAX(マックス)」は、最近まで夏季需要期中の商業運航再開が見込まれていた。だが今や、運航再開時期は8月中旬〜下旬以降と、当初予想より大幅にずれ込む見通しになった。同型機に頼る航空会社の頭痛の種が増えそうだ。  業界関係者や政府当局者によれば、連邦当局は今月23日に世界の航空当局が開く会合で、737MAXのソフトウエアの修正について仮承認を受けることを目指している。だが米連邦航空局(FAA)の最終承認が得られるまでにはさらに時間がかかりそうだ。