6人一島の場合は、誰がどこに座るかも意外とグループ内の発言力・存在感に影響することがあります。グループをまたぐ席替えまではしずらい場合も、グループはそのままで各自の座り位置をシャッフルするだけでも、発言量のバラツキを軽減できることがあります。

創造性と活力が
湧き出る場づくりを

「この忙しいのに研修をやって意味があるのか?」

 どのような会社でも、現場からよく聞かれる声の1つだと思います。特に「働き方改革」の影響もあって、研修にかけられる時間はますます圧縮される傾向にあります。

 しかし、私はこんな時代だからこそ集合研修を行う価値があると信じています。IT化や分業化など仕事の効率性を追求することによって、ムダ話も含めて職場のコミュニケーションは希薄になる一方です。しかし、人と人との関わりの中でこそ、創造性と活力は生み出されます。「目の前の仕事」を一旦手放し、モノの見方・捉え方を変える。または新たな成長のきっかけを得られるのが集合研修の存在意義です。

 そういった意味では、やはり講義一辺倒の座学研修ではもったいなく、通常業務の中だけでは担保できない自由闊達なコミュニケーションが生まれる場づくりが必要だと思います。

 ご自身の意思とは無関係に「白羽の矢」が立てられる社内講師の皆さんにとって、「講師」は少し負担の大きな責務かも知れません。乗り越えるべき壁がたくさんあると思いますが、これまでにご紹介した数々の「こうしたらうまくいく」ノウハウを行使して、職場と社員の皆様がよりシャインするきっかけづくりに繋げていただければ幸いです。

(株式会社ラーニング・クリエイト代表取締役 鈴木英智佳)