大塚家具、業績回復と父娘和解が不可能ではないと言える3つの視点
父との和解がならず、業績悪化に悩む大塚家具の大塚久美子社長。これからどうするべきなのか(父勝久氏(左)と面会し、赤いバラを贈った大塚家具の大塚久美子社長(右)=26日、東京都渋谷区) Photo:JIJI

大塚家具の歩み寄りに関して
世間が興味を持つ「3つのこと」

 4月26日、お家騒動で親子が断絶関係にある大塚家具の大塚久美子社長が、父・勝久氏を訪ね、「業界団体のトップへの就任」を提案し、いよいよ親子関係修復かと期待される出来事がありました。そして昨日になり、結局はこの就任依頼を父が拒否して「歩み寄り」できずに終わったという、残念なニュースが入ってきました。

 4月の「歩み寄りか?」という局面で私もテレビ局から取材を受け、これから事態がどのように進展するかについてコメントを求められました。ざっくりと状況をまとめてお話ししたのですが、テレビ局のスタッフによれば、この件に関しての世間の関心は以下の3点にあるようです

(1)大塚家具の業績を回復させることができるのか

(2)もし回復できないとすれば、父が経営する匠大塚が大塚家具を救済するというシナリオはあり得るのか

(3)大塚勝久・久美子親子は和解できるのか

 つまり世間としては、このままでは大塚家具は業績回復できず、破綻してしまうのではないかという危惧を抱く一方で、父・勝久氏が何らかの救いの手を差し伸べてくるのではないかという期待もある。その含みから、親子和解が実現するかどうかについて関心を持っているというわけです。

 テレビ局の方からすれば期待外れだったかもしれませんが、私は取材を受けた際、「事態はそのような世間の関心通りには進まないと思います」とお答えしました。

 では、大塚家具はどうなりそうなのか、今回の新しい展開も含めて簡単に考えをまとめてみたいと思います。