ジョー・バイデン氏が米大統領選への出馬を表明する以前でさえ、評論家らは同氏を酷評していた。CNNのある編集幹部は、76歳のバイデン氏を「職業人生の全てを公職に費やした白人男性」が「より若く、より多様化した声を反映する傾向を強めている政党のリーダー」を目指していると切って捨てた。ジョージア大学のある教授はガーディアン紙上で、多くの罪を背負ったバイデン氏は「民主党にとって最悪の候補者」であり、「トランプ氏にとって最も好ましい相手」になると書いた。CNBCテレビのシニアコラムニストは、前副大統領バイデン氏の出馬を「ジョーク」と一蹴。野心的な「革新派の経済政策」と「徹底したアイデンティティー政治/マイノリティーの指導者」を支持する民主党とは「相性が悪い」と批判した。
【寄稿】バイデン氏を待つ最有力候補の落とし穴
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