最も大切なのがシステムをモニターし
操作するオペレーターの存在

 そして最も大切なのが、このシステムをモニターし操作するオペレーターの存在だ。同社はこのオペレーターを独自に訓練し、「認定を得たスペシャリストがサービスを提供する」と説明している。

 こうしたテレオペレーションは、自動運転の安全を確保する装置としてグーグルのウェイモやウーバーでも採用している。デザイネーテッド社は「今後数年で、こうした自動運転に特化したテレオペレーションのシェア20%を確保したい」として、現在サービスの売り込みを行っている。今後、完全な自動運転システムが完成した場合でも、“テレオペレーションの存在は必要”という認識が高まっており、成長が見込まれているビジネス分野だ。

 というのも、現在カリフォルニア州などで完全自動運転の走行実験が始まっているが、同州は「ドライバー不在のクルマを動かす場合、テレオペレーションシステムを義務づける」と法律で定めている。つまり、完全に無人の自動運転は認められていない。同じような法律はフロリダ、アリゾナ、オレゴン各州にもあり、他州にも広がりを見せる勢いだ。

 デザイネーテッド社のシステムは、オペレーターが遠隔で全操作ができる。クルマを止めたり動かしたりするだけでなく、ウインカー操作、クラクションを鳴らす、ギアチェンジを行う、などだ。