ニューヨーク連邦地裁は22日、米下院民主党がドナルド・トランプ大統領とトランプ一族の財務開示を求めて銀行2行に召喚状を出した件について、トランプ氏にそれを阻止する権限はないとの判断を下した。ワシントン連邦地裁も今週に入り、同様の意見を示していた。  トランプ氏と同氏の成人した子供たち3人は先月、ドイツ銀行と米キャピタル・ワン・ファイナンシャルに対して、召喚状に応じて財務情報を提出しないよう求め、2行を提訴。だがニューヨーク連邦地裁のエドガルド・ラモス判事は議会が捜査を実施するにあたり幅広い権限を有しているとし、召喚状も正当な根拠に基づいているとした。