B/Sの右側は三角を目指す
一方、1年以内に払わなければならないものを「流動負債」といいます。すぐに出ていってしまうお金で、買掛金や未払金、1年以内に返済する借入金などが該当します。
負債は、上から流動負債・固定負債の順番で並んでいます。
(2)の返さなくていいお金には2種類あります。
経営者自身の貯蓄から会社に投資したり、投資家から集めたりした「資本金」が一つ。
もう一つは会社の今までの利益の積み上げ、つまり稼いだお金です。これを「利益剰余金」といいます。
資本金と利益剰余金を合わせて「純資産」といい、会社の正味財産、価値を表しています。こちらは負債の下に並べることになっています。
まとめるとB/Sの右側は流動負債・固定負債・純資産の順番で並んでおり、上から「すぐ出ていくお金」「1年以上後に出ていくお金」「返さなくていいお金」となっています。
したがって、下の数字が大きいほうが強い会社ということになります。B/Sの右側は三角を目指すべきです。