ドナルド・トランプ米大統領による先週末の訪日に先立ち、米海軍横須賀基地の駆逐艦ジョン・S・マケインが大統領の「視界に入らない」ようホワイトハウスが海軍に指示していたことが分かった。駆逐艦の名前に付けられた退役軍人の故ジョン・マケイン元上院議員は生前、トランプ氏と対立していた。大統領訪日時の計画について米インド太平洋軍の当局者が海・空軍関係者に送信した5月15日の電子メールをウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。メールにはホワイトハウス軍務室と海軍第7艦隊の話し合いに基づくとされる計画が記されていた。ヘリコプターの着陸地点や、大統領が演説する予定の強襲揚陸艦「ワスプ」の準備に関する内容に加え、3番目の指示として「駆逐艦ジョン・マケインは視界に入らないようにする必要がある」とあった。