外食の平均年収ランキング、全体が低い中でも給料が最も高いのはどこか
なぜ外食企業は他の業界と比べて低い?(写真はイメージです)Photo:PIXTA

ビジネスリサーチ・ジャパンは飲食業の「平均年収ランキング」を発表した。2018年の決算期において一番多くもらっている企業はいったいどこだろうか。過去3年分の年収の推移を踏まえながら見ていくことにしよう。(鎌田正文)

「上位クラスは700万円台。主流は400万~500万円台で、300万円台も少なくない」――18年決算期における外食企業の従業員平均年収の概要である。

 外食各社が取引しているビール会社や大手食品企業のように高水準とはいかないようだ。牛丼業態「すき家」はグループ全体で見ていくと、およそ9300店舗を運営し、外食売上高トップのゼンショーホールディングス(HD)(14位)でも、過去3年の平均年収は600万円前後での推移にとどまる。レストラン「ココス」のココスジャパン(18位)、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」(33位)は子会社だ。

 イタリア料理の「カプリチョーザ」や音楽とアメリカンメニューの「ハードロックカフェ」などの店舗を運営しているWDI(WORLD DINING INSPIRATIONS、24位)が1000万円超をマークした(17年決算期)こともあるが、後述するように特殊事例だ。

 有価証券報告書で平均給与を開示している企業は、およそ3700社。毎年変動はあるが、平均額が1000万円で上位100位、900万円で160位前後、800万円で350位、700万円で800位、600万円で1600位、500万円で2800位が一応の目安になる。300万円台はおよそ200社を数える。

 以下、外食企業の従業員平均年収ランキングはどのような結果だったのか、見ていくことにしよう。