米ライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズは、顧客を「ディスる」ことで暗黒郷へと向かっている。一部の顧客によれば。ウーバーは先週、米国とカナダで、評価が「平均を著しく下回る」顧客の乗車を禁じる方針を明らかにした。ウーバー自体も幹部による問題行為やセクハラ、差別疑惑に絡みスキャンダルに見舞われていた。同社は、運転手は長らく、最低評価を満たすよう義務づけられていると指摘。「尊重は双方行」であるべきとし、顧客にも基準を設けると説明した。だが明らかに、ウーバーの利用客の多くは「一方通行」が望ましいと考えている。ウーバー式「顧客評価システム」について、ツイッター上では、激怒したユーザーから「事業をダメにする良い方法」などとして厳しい批判が上がった。中には、競合のリフトに乗り換えるとの声も。「この『ブラック・ミラー(ネットフリックスの独自作品)』のエピソードはとてもいいね!!」といった冗談から、「『レイク・ウォビゴン(誰もが平均以上という空想の街)』の逆バージョン」といった意見まであった。