ウーバー「もう乗らない?」 顧客選別に大批判ウーバーの伸びは足元、鈍化 Photo:Kevin Hagen/The Wall Street Journal

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 米ライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズは、顧客を「ディスる」ことで暗黒郷へと向かっている。一部の顧客によれば。

 ウーバーは先週、米国とカナダで、評価が「平均を著しく下回る」顧客の乗車を禁じる方針を明らかにした。ウーバー自体も幹部による問題行為やセクハラ、差別疑惑に絡みスキャンダルに見舞われていた。同社は、運転手は長らく、最低評価を満たすよう義務づけられていると指摘。「尊重は双方行」であるべきとし、顧客にも基準を設けると説明した。

 だが明らかに、ウーバーの利用客の多くは「一方通行」が望ましいと考えている。ウーバー式「顧客評価システム」について、ツイッター上では、激怒したユーザーから「事業をダメにする良い方法」などとして厳しい批判が上がった。中には、競合のリフトに乗り換えるとの声も。「この『ブラック・ミラー(ネットフリックスの独自作品)』のエピソードはとてもいいね!!」といった冗談から、「『レイク・ウォビゴン(誰もが平均以上という空想の街)』の逆バージョン」といった意見まであった。

 ウーバーは何が「平均を著しく下回る」評価に該当するのか詳細を明らかにしておらず、多くの利用客はその答えを必死に探している。その文言は幾分、誤解を生じさせるかもしれない。ウーバー顧客の平均評価は、5段階評価のうち「3」ではなく「4.6」とされる。