欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、仏ルノーに対する経営統合提案を撤回した。事情に詳しい関係筋が明らかにした。ルノーとアライアンスを結ぶ日産自動車が統合を支持しなかったことが理由だという。関係筋によると、ルノーの取締役会は時価総額が約400億ドルに達する統合に賛成票を投じる意向だったが、日産の2人の代表は5日夜になっても支持に回らなかった。フランス政府は5日、ルノーとアライアンスを維持するとの保証が日産から得られなければ、FCAとの統合を承認しないとしていた。政府は採決を延期するよう求めたが、これを受けてFCAは統合案の撤回を決めたと関係者らは話している。*この記事は更新されます。
FCA、ルノーへの統合提案を撤回
有料会員限定
あなたにおすすめ