90歳でも20歳若返る!
私は1930年(昭和5年)生まれ。
数え年で90歳になるベンチプレスの現役選手です。
これまで世界大会(70歳以上の部・47kg級)で、
4つの金メダルを獲得してきました。
最近テレビに出演することも多くなった私ですが、
日々実践している「医師も認める健康法」を、
あるがままにお伝えしていきます。

朝起きたらお茶と梅干し
梅干しは塩分3%です

 毎朝起きるのは、だいたい6時くらい。
 目覚ましをセットしたことはありませんが、自然と起きます。
 それが、体に備わった本来のリズムなのでしょうね。

 寝床を出てトイレを済ませたら、私は真っ先にバスルームへ向かいます。
 そこで体重を量り、髪を洗い、温かいシャワーを浴びるのが、私の長年の日課です。
 就寝時の汗臭さも髪の寝癖もとれますし、スッキリして「今日も1日頑張るぞ!」とスイッチが入ります。

 そのかわり、夜は40〜41度くらいのぬるま湯を張った湯船で、軽く体を温めるだけにしています。
 あまり熱すぎるお湯に入ると、興奮して寝つけなくなりますから、少しぬるいと感じるくらいのお湯がちょうどいいのです。

 お風呂から戻ったら、やかんを火にかけて、お湯が沸くまでの間、主人の写真に向かって「おはよう」と声に出して話しかけます。
「あなた、向こうではひとりで寂しいかもしれないけど、まだ迎えにこないでね」って語りかけているんです。

 お湯が沸いたら、朝食前にお茶と梅干しで一服します。
 これは私が育った家の昔ながらの習慣でした。
 起きたらまず全員で梅干しをかじりながら、お茶を飲むんです。

 この習慣は主人と結婚してからも、一緒に続けてきました。
 主人が亡くなったいまでは、仏壇にお茶を供えながら、「今日も頑張るから、見守っていてくださいね」と手を合わせてお願いします。

 朝いちばんに飲むお茶には、寝ている間に失っている水分を補給する役割があるのでしょう。
 水分が足りなくなったら、血液がドロドロになって困ります。
 私たちは1日に摂る水分の半分近くを、食べ物から摂っているとか。

 私は夕食抜きの1日2食で、食べ物から摂れる水分が限られるので、水分補給はつねに意識しておく必要があります。

 また、私は塩分をあまり摂らないようにしています。
 塩分の摂りすぎで高血圧になりたくないからです。
 だから梅干しも減塩のものにしています。

 梅干しは、普通20%近い塩分を含んでいますが、私がとり寄せているのは塩分3%のもの。
 食べても、あまり酸っぱくありません。

 おかげで血圧は下が50で上が100、または下が60で上が120と正常範囲です。
 かかりつけ医に、いつも褒められています。

 お茶にはカテキン、梅干しにはクエン酸という健康成分が入っています。
 カテキンには抗菌作用があって食中毒を防いだり、風邪を予防してくれたりします。
 クエン酸には疲れをとる効果があるとされています。

 日本人女性では、お茶をよく飲んでいる人は、胃がんに罹りにくいというデータもあるそうです。
 昔の人は、カテキンやクエン酸といった言葉は知らなくても、お茶と梅干しの健康効果を知っていたのでしょうね。

(次回へ続く)