かのアルバート・アインシュタインは、こう言いました。「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」と。天才の考え方を知り、体現することで、今まで見えていなかった世界に触れ、一生かけても得られなかった成果が手に入ります!
では、成果とはどういうものでしょうか。「つい考え込む」「どれがいいか悩む」「何をするにも時間をかける」など、本来であれば、じっくり考えて最良の方法で成果を出すことは、おかしなことではありません。ただし、その一方で、「迷わず瞬時に答えを出せる」人がいます。「天才」と呼ばれる人たちです。今まで苦労していたことが、天才の思考法に触れることで、考え方そのものが劇的に変化します! それは、約3万人に1人(IQ160以上)の知能による最も効率的な考え方です。
その考え方を2時間で学べる『MENSA、ISI、HELLIQに所属する天才のパターン思考 2時間で知能が高まる「思考の技術」』を通して、「凡人が試行錯誤しているなか、天才は時間をかけずに成功法を導き出す」「凡人がようやくたどり着いた答えに、天才はあっという間に到達してしまう」「凡人が一生懸命説得している横で、天才はサクッと希望を叶える」のように、天才の思考法を知ることで、人生が劇的に変わります!
今回からは、問題を早期に解決する方法を紹介していきます。大人になってからも、判断に迷ったり、行き詰まったりすることがあります。目の前に立ちはだかった「問題」を解決しない限り、先には進めません。効率よく問題を解決するには、「目的」、すなわち「どういう結果にしたいか」をはっきりさせ、最適な手段を考えることが必要です。
スムーズな問題解決には、2つのことが必要である
問題をどのように解決したらいいか、なかなか考えがまとまらず、いたずらに時間が経ってしまったことはありませんか。
よく見られるのは、最終的に「どうしたいのか」を見失っていたり、些末なことに翻弄されて足踏みしていたりする状況です。
本質とあまり関係のないことに気を取られるようでは、時間を浪費するばかりで、いつまでも解決策は見つかりません。
問題発生のいちばんの原因となっている理由をすばやく見つけ出し、それを正すことにエネルギーを集中すべきです。
スムーズな問題解決には、次の2つのことが必要です。
(1)目的(ゴール)をはっきりさせること
(2)最適な手段でそれを達成すること
目的については、はじめに「どういう結果にしたいか」を明確にするよう心がけ、目的までの筋道を見失いそうになったら必ずそこに立ち返るようにします。
難しい問題について会議で話し合っている場面を想像してください。進行役がいない場合、話がよく脱線すると思います。議論の終着点が見えていないと、問題の解決に結びつかない情報や意見に気を取られてしまうからです。
結論の出ない不毛な時間を過ごすのを避けるために、誰かがそもそもの目的に戻す必要があります。自分一人で問題を解決するときも同じです。解決策を考え始めるときだけでなく、行き詰まったときや、方針を決定するときにも、本来の目的とずれていないかを考えます。