北京ではQRコードで支払う2人用カラオケボックスが流行中だ
北京ではQRコードで支払う2人用カラオケボックスが流行中だ(撮影/福田直之)

 中国でのキャッシュレス化の波が止まらない。QRコード支払いの手軽さを活用し、新たなサービスも生まれている。日本でも普及しつつあるキャッシュレスサービスが悪用される危険性はないのか。中国の事例をもとにキャッシュレス化の今後について考えていく。

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 中国のお札は汚れていることが多く、受け取り拒否を食らうこともしばしば。100元(約1560円)以上の高額紙幣がないので、現金を持ち運ぶのも不便だった。様々な要素が絡み合って、ほんの数年で一気にキャッシュレスの支払い手段が広がった。

 QRコード支払いの普及によって中国に広まったものに「セルフ」がある。お金がつまる故障が減るので、自動販売機が普及した。おもしろいのが、小型のカラオケボックス。電話ボックスのように2人ほどが入れるサイズのものが、ショッピングセンターなどに設置されている。歌う前にディスプレーに表示されるQRコードを読み取って、支払い手段を登録することで、利用料が引き去られる。QRコードが生んだ新しい文化だ。