米中貿易戦争の渦中に、大阪で開催されるG20サミット。習近平国家主席の参加に先立って、中国国内で行われたメディアブリーフィングでは、どんな発表があったのだろうか?(『東方新報』取材班)

貿易戦争の渦中でG20に
出席する習近平主席の思惑

中国の習近平国家主席
貿易戦争の渦中に開催されるG20大阪サミット。習近平国家主席はどんなスタンスで臨むのだろうか? 写真:©東方新報

 中国・外交部は23日、習近平(Xi Jinping)国家主席が27日から29日まで大阪で開催される20ヵ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に参加すると発表した。

 G20大阪サミットは、貿易戦争の影が色濃く漂う中での開催だ。各国は今回のサミットを、貿易摩擦の緩和と世界経済の景気改善の契機としてとらえており、中国もこの国際経済協調サミットの機会に各国と協議を行い、世界経済のため中国としての解決案を示そうとしている。

 公開情報によると、今回のサミット期間中に、習主席は米国を含む各国首脳との2国間会談を予定。さらに、BRICs首脳との非公式会談、アフリカ首脳との小型会談などを予定している。

 中国・外交部は24日、内外メディアとのブリーフィングを行った。中国政府のG20コーディネーターである外交部部長助理・張軍(Zhang Jun)、財政部副部長・鄒加怡(Zou Jiayi)、商務部副部長兼国際貿易談判副代表・王受文(Wang Shouwen)、人民銀行副行長・陳雨露(Chen Yulu)がこのブリーフィングに出席し、中国政府のG20大阪サミットに対する期待と基本的姿勢と意見を述べた。

 外交部の張軍氏は同ブリーフィングの席上、習主席が連続7回G20に出席(主催を含む)することは、中国政府がG20における協力関係と世界経済の統治管理を重視していることを十分に表していると述べた。習主席はサミットの全体会議に出席し、世界経済と貿易、デジタル経済、包容的持続可能な発展、インフラ、気候、エネルギー、環境などのテーマに関する議論に参加し、世界経済の現状に関する認識や主張を述べ、存在する問題に対し、原因を探し、対策を講じ、世界経済の方向をしっかりと把握すべく力を尽くす予定だ。