米下院歳入委員会は2日、ドナルド・トランプ米大統領の納税申告書提出を巡り、財務省と内国歳入庁(IRS)を提訴した。トランプ政権は提出を拒否しており、下院委は連邦判事の力を借りて状況を打開したい考えだ。リチャード・ニール委員長(民主、マサチューセッツ州)とスティーブン・ムニューシン財務長官はこれまでに、トランプ氏の納税申告書と監査記録の提出を巡る問題が法廷に持ち込まれることを予告していた。ニール委員長は裁判所に対し、ムニューシン氏とチャールズ・レティッグIRS長官に対して発行された召喚状の執行を要請しており、速やかな記録提出を求めている。ニール委員長は、税法の規定により同氏はすべての納税者の納税申告書入手することができるとしており、裁判所にこの権限を確認するよう求めている。