米スポーツ用品大手ナイキが旧星条旗をあしらった新作スニーカーの販売を中止したことを受け、アリゾナ州のダグ・デュシー州知事(共和)は2日、同社の工場建設向けに支払う予定だった補助金を撤回すると表明。これに対し、ナイキは「米国の伝統を誇りに思っている」とし、国内での雇用創出に努力すると述べた。同社は「ベッツィ・ロス」と呼ばれる旧星条旗がデザインされたスニーカーの出荷を停止した理由について、「意図せず感情を害し、愛国的な祝日から気を散らしてしまうかもしれないとの懸念に基づいた」判断だったとした。