米自動車業界の著名幹部だったリー・アイアコッカ氏がパーキンソン病に伴う合併症で死去した。94歳だった。  イタリア系移民の息子である同氏は、米自動車大手フォード・モーターのトップに一気に上り詰めたが突然解雇され、クライスラーに移籍。1980年代初めに連邦政府の助けを借りて、見事な経営再建を成し遂げた。  自動車業界におけるアイアコッカ氏の功績はほぼ比類がない。自叙伝はベストセラーになり、同氏の名前は率直な物言いをするリーダーの代名詞となった。 。