好きなことをやっちゃうのが、
一番わかりやすい一歩の踏み出し方
東松:先日、仲のいい後輩から相談がありまして、急に希望しない部署への異動を言い渡されて、もう会社を辞めたいということでした。でも、よくよく話を聞いてみると、その後輩は今まで1度も転職活動をしたこともなければ、社外の人ともほとんど飲みに行ったことがないそうで……。結局、自分を客観視できていない状態なんですよね。それで、文句ばっかり言っているという。
守屋:どういうアドバイスをしたのですか?
東松:それだと全然、主体的に動けていないし、文句を言う前にまずは自分の客観的な評価を知ってみたらと言いました。転職エージェントに登録するなり、社外の人と話をするなり、一歩を踏み出すことで、自分を客観視できるようになるよと。そうしたら、逆に今の会社がとてもいいなと思うきかっけになるかもしれないと。
守屋:その通りですね。
東松:そういう意味でも、新しい一歩を踏み出すというのは、明日すぐには役には立たないかもしれないけど、いつか将来はきっと役に立つことだと思います。僕の場合は、大好きなNBAのチケットを買うことで、無理矢理にでも海外へ一歩を踏み出すことができた。好きなことをやっちゃうというのが、一番わかりやすい一歩の踏み出し方だと思います。
守屋:そうですね。
東松:今まで先送りしていたことが皆さんきっとあると思うので、それをやっちゃえばということです。その一歩をどんどんやっていくと、いつか守屋さんみたいに2社続けて上場できちゃうということも起こるかもしれない(笑)。
守屋:もちろん、可能性はゼロではないですよね(笑)。
後編に続く