北朝鮮に亡命した韓国人男性が、北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)で要職に就く可能性が高まっているようだ。この男性の両親(故人)も1986年に北朝鮮に亡命し、同じ職位に就いていた。チェ・イングク氏(73)は謎に包まれた亡命の末、週末に平壌に到着した。韓国当局者は依然として真相解明に努めている。専門家によると、金一族が支配する体制になって以来、韓国から北朝鮮へ逃亡した人の数は十数人にとどまっている。チェ氏のケースが異色なのは、1960年代に韓国外相を務めた崔徳新(チェ・ドクシン)氏を父親に持つことだ。崔氏は米国への政治亡命を探ったが、その後に妻とともに平壌に逃亡した。一家と北朝鮮のつながりはさらに深い。チェ氏の祖父は故金日成主席の通った中学校の校長だった。北朝鮮専門家によると、祖父は日成氏のメンターでもあった。
韓国人男性が北朝鮮へ亡命、第2党党首に就任か
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