ドナルド・トランプ米大統領は18日、遊説先で聴衆の支持者が「(国に)送り返せ」と人種差別的な文句を繰り返し唱えたことを巡り、自身は同意しないと述べた。トランプ氏は17日夜、ノースカロライナ州で行った演説で、ソマリアで生まれ幼少時に米国へ移住したソマリイルハン・オマル下院議員(民主、ミネソタ州)に批判の矛先を向けた。オマル氏は、トランプがここ最近、「国に帰れ」と攻撃している民主党急進派議員4人のうちの一人で、このうち3人は米国で生まれている。トランプ氏がオマル氏を攻撃すると、支持者から「(オマル氏を)国に送り返せ」との大合唱がわき上がった。トランプ氏は、記者団から支持者をなぜ制止しなかったのかと問われ、「制止した。すぐに話し始めた」と答え、「それは好きではなく、同意しない」とした。
トランプ氏の支持者、「国に送り返せ」大合唱
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