アマゾン・ドット・コム(AMZN)の宅配事業への進出は気にせず、物流大手のフェデックス(FDX)を電子商取引(eコマース)の成長に伴う魅力的な投資先として受け入れるべきだ。フェデックスは、速達便、つまり時間に制約のある配送で市場シェアの44%を握っている。テネシー州メンフィスに拠点を置く同社の年間売上高は約700億ドルで、利益は過去5年間に年平均で17%増加し、S&P500指数の利益成長率のほぼ3倍に達した。電子商取引の成長と利益率の上昇にけん引され、利益は今後2年間で平均12%増加する公算が大きい。その一方で、最近の株価は167ドルで、2020年5月期の予想1株当たり利益(EPS)14.74ドルに対する株価収益率(PER)は11.3倍にすぎない。
【バロンズ】eコマースの波に乗るフェデックス
アマゾンをしり目に事業拡大
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