英国の欧州連合(EU)離脱の支持者として最も注目を浴び、次期首相に就任するボリス・ジョンソン前外相は、EU離脱に乗り気でない人々に囲まれている。気まずいことに、それはジョンソン氏自身の家族だ。3年前の国民投票で英国のEU離脱(ブレグジット)が決定して以来、ジョンソン氏は離脱反対を唱える自らの一族に悩まされてきた。妹はEU残留を訴え、テレビでトップレスになってみせた。一番下の弟はブレグジットの進行を阻止するために政府高官を辞任した。ジョンソン氏に理解を示している父親のスタンレー氏さえ反対に回り、推理小説「Kompromat(仮訳:コンプロマート=不都合な情報)」を執筆。架空の話ではあるが、EU離脱の是非を問う国民投票へ向かうまでの政治の闇を描いた。
ジョンソン氏の家族は親EU派、ブレグジットで亀裂
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