ビジネスの産前線では、さまざまな判断が求められる
ビジネスの最前線では、さまざまな判断が求められる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

ビジネスの現場では、さまざまな判断や意思決定が求められ、あらかじめ優先順位を決めて取り組むことが「常識」となっている。しかし、緊急性の高い問題、目先の問題ばかりにとらわれてしまう企業や組織はダメになっていく傾向がある。その理由とは。(AKTANA International LLC プリンシパルコンサルタント 高橋洋明)

ビジネスの最前線では
さまざまな判断が求められる

 ビジネスの最前線では、日々さまざまな判断が求められる。そしてその判断を適切にできるかどうかが、ビジネスの成否にも大きく関わる。

 しかし、この「判断を適切に行えているか?」となると、自信を持って「はい」と答えられる人はぐっと少なくなる。むしろ、多くの方々が適切に判断することに苦慮している。

 この判断の精度を高めるためには、どのようなポイントが重要で、どのように取り組めばいいのか?この点について、私もいろいろな方々から質問される。

 そこで、今回は意思決定や判断に役立つさまざまなポイントを一緒に見ていこう。

 まず、意思決定と一言でいっても、決めるべき事柄はさまざまだ。意思決定するために情報がたくさん必要な場合もあるし、情報が少ないため仮説に基づいて意思決定せざるを得ないこともある。意思決定するプロセスも、個人で決める場合と組織で決める場合では異なる。

 他にも、「効果的な意思決定の方法」という視点で考えれば、そのための情報の整理法やクリティカル・シンキングのような論理思考も必要になるだろう。

 脳科学や心理学の分野では、意思決定は研究対象でもある。そして、それらの研究結果からは、例えば意思決定に最も適した環境や時間などが明らかにされ、論文化されている。