問題集で解けない箇所だけ
テキストでチェックする

「(3)テキストは必要箇所だけ読む」は、逆発想による試験攻略法です。

 試験勉強は、次のような手順を踏むのが「常識」「王道」とされています。

*テキストの勉強⇒問題集で実力確認と知識の定着⇒試験本番

 しかし、時間がないときに、このやり方にこだわると、かえって遠回りになることが多いのです。

 そこで、次のように逆発想をすることで合格率を高めるわけです。

*問題集と解答集で問題を解く⇒疑問点をテキストで確認⇒試験本番

「常識」的な試験勉強では、テキストを読み込んだあとに問題集に取りかかります。この発想では、テキストが主役で問題集が脇役です。

 一方、問題集(多くの場合は過去問集)から取りかかるミニマム勉強法では、問題集が主役でテキストが脇役になります。

 したがって、テキストの読み方も変えることが不可欠です。問題集で解けなかった箇所だけをテキストでチェックする、という必要最低限の読み方に思い切ってシフトしてください。

 重要度によって、内容がA、B、Cなどとランク分けされているテキストもあります。そのランクに合わせて、「Aは完全理解」「Bはほぼ理解」「Cにも目は通す」などと差をつけながら、もれなく把握したいところです。

 しかし、時間がないのですから、この際「過去問に出た内容だけでもしっかり把握しよう」と割り切ることが重要です。

 問題集を主役に勉強を進めると、「テキストのどこが重要か」が簡単に見極められます。過去問集からは試験の傾向も読み取れます。だから、勉強の効率を上げることができるのです。「あれもこれも」と目移りする気持ちを抑え、「これ」に徹することで合格を目ざしましょう。