• 新規関税の発表で株価下落• 新規関税の発表で株価下落株式市場は1日の昼ごろには、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の下げをほぼ取り戻していた。しかしトランプ大統領が、中国からの3000億ドル相当の輸入に新たに10%の関税を9月1日から適用すると発表した。株式市場は急落し、S&P500指数は前週比で3.1%、ナスダック総合指数は3.92%下落して、今年に入って最悪の1週間となった。債券市場への影響はさらに大きく、米国10年国債利回りは前週比で21.7ベーシスポイント(bp)低下の1.864%となり、一週間の低下幅としては過去7年超で最大、水準としては2016年11月7日の選挙日以来の低水準となった。皮肉なことに、債券市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による予想通りの25bp利下げよりも、関税に対して大幅に反応した。