帽子が薄毛につながる説は
根拠が薄い

 日焼け止めスプレーの使用については、あまり神経質になる必要はなさそうだ。むしろ、気になるのは帽子の着用についてだろう。「帽子をかぶると、蒸れて、薄毛や抜け毛につながる」といううわさは有名だが、実際にそういった症状は起こるのだろうか。

「髪が薄くなる、抜けやすくなるという症状は、光老化以外だとほとんどの場合、食生活などの生活習慣が悪いことが原因です。帽子やヘルメットの着用が薄毛や抜け毛に直接関係している可能性は極めて低いと思いますよ。ただし、汗をかいた帽子やヘルメットの手入れをせずに使い続けると、皮膚病になって髪や頭皮に影響が出ることはありますから、着用するアイテムは常に清潔に保ってください」

 帽子による薄毛や抜け毛の心配は無用ということだが、むしろ気にしてほしいのは“ニオイ”についてだと、竹村さんは言う。

「帽子をかぶって熱がこもることで、汗臭いニオイが発生してしまうことはあります。ですが、毎日きちんと髪を洗っていれば問題ありませんよ」

 頭皮にかく汗を予防する方法は、残念ながらないそうだ。デオドラントアイテムを使ったり、こまめに汗を拭いたりすることで、注意しよう。

 また、悪臭予防の観点でシャンプー以上に大切なのが、髪の乾かし方だ。夏場は暑いからとドライヤーで乾かさず、自然乾燥で済ませてしまう人も多いことだろう。しかし、自然乾燥が頭皮の嫌なニオイを生み出してしまうのだという。

「頭皮の温度は、雑菌が繁殖するのに適した温度です。ですからぬれた髪を放置していると頭皮に雑菌が増え、生乾きの洗濯物のような、嫌なニオイがするようになってしまいます。対処方法は非常に簡単、きちんと乾かすだけでOKです」