日曜よる9時からのドラマ『ノーサイド・ゲーム』で筋骨隆々のラグビー選手のなかでひときわ爽やかな笑顔が印象的な村田琳さん。アストロズ選手たちをさまざまな面からサポートするマネジャー有馬真吾を演じている。
ドラマも後半に入り、今後の展開がますます気になるところだが、大谷亮平さん演じる柴門琢磨監督や笹本玲奈さん演じる佐倉多英とともに、真吾はチームを勝利へと導いていけるのか?そこで今回は、連ドラ初出演となる村田琳さんにドラマにかける思いを語ってもらった。
――初めての連ドラ出演ですが、出演が決まったときの感想は?
最初はアストロズのメンバーとしてオーディションを受けていたんです。僕自身、実は幼稚園から高校まで12年間ラグビーをやっていたので、ラグビー歴としては結構長くて。でも、実際にオーディションに行ったらみなさん大きい人たちばかり(笑)。僕もかなり体重を増やして行ったんですが、みなさんも同じように増やしてきているので、絶対受からないだろうなぁと思っていました。福澤(克雄)監督から有馬真吾という役をいただいたときは、びっくりしたと同時に現実味が全然なくて…最近です、やっと自分が出てるんだって思えてきたのは(笑)。
――ラグビーを始めたきっかけは?
1997年4月2日、東京都出身。2017 年、エンターテインメント集団「VOYZ BOY」青チームのリーダーを務める。本作『ノー サイド・ゲーム』でドラマデビュー。
父親の影響です。でも最初は日曜日にラグビースクールに行くのがいやでいやで仕方がなかった。体重もなかなか増えないし…。でも、スクラムハーフというポジションになってからようやくラグビーが好きになりました。スクラムハーフってタックルがすごく少ないポジションだと言われていて、体が大きくない僕にはちょうどよかったんです。
――真吾は、アストロズのマネジャーという役どころですよね。
ラグビーは特殊なスポーツで、試合中監督がベンチに入れないんです。なので、マネジャーである真吾が監督からの指示をインカムで聞いて、グラウンドの選手に伝えにいく。福澤監督から、真吾はラグビー部の選手じゃないけど、ラグビーが好きでラグビー部を支えたいと思っている役だって説明を受けてから、どういうふうに演じたらいいかをすごく考えました。ただ真面目なだけじゃそんな役割は務まらない。ちょっと抜けたところもあるキャラクターなんじゃないかと、自分なりに考えて撮影に入りました。
――ドラマの現場は大変ですか?
僕はまだほかの現場を経験したことがないので比較はできないのですが、福澤監督はすごく明るくて面白い人です。そんな監督とアストロズのメンバーとの掛け合いがいつもめちゃくちゃ楽しくて。僕はこの現場が1本目ですごくよかったなぁって感じています。
――元ラガーマンの村田さんから見て、実際の試合シーンはいかがですか?
リアルです! みなさん本気でぶつかっていて、その姿を見るだけでこのドラマにかける熱量っていうのがヒシヒシと伝わってきます。福澤監督の指示で何度も何度も同じシーンの撮影を繰り返していても、役者たちは文句ひとつ言わない。監督も妥協は一切しない。僕はグラウンドの外で見ているので映っていないんですが、それでも一瞬も気を抜けないです。
――現場ではアストロズメンバーにもイジられているとか……
撮影の合間に寝ている僕の写真をめっちゃ撮るので、それはやめてもらいたいです(笑)