【北京】中国は、米国が3000億ドル(約31兆7000億円)相当の中国製品に10%の関税を課すと表明したことで、必要な対抗措置を取る考えを明らかにした。  中国国務院(内閣に相当)の関税税則委員会が15日、匿名の高官の発言を引用してウェブサイトに掲載した。米国の追加関税導入の決定は、米中首脳がアルゼンチンと大阪で形成した合意に対する「深刻な違反」だとした。  高官は関税について「対話を通じて相違を解決するという正しい道筋から逸脱」するものだと述べた。  対抗措置がどのようなものになるかには言及していない。 。