中国とロシアは戦闘機による巡回飛行を実施し、頻繁に韓国領空に接近している。同地域における米国と同盟国の防空能力を試しているとみられている。中国はロシアとの軍事協力を強化する方針を示しており、米中が覇権を競う中で緊張が高まっている。冷戦時代に軍事的挑発の舞台となった朝鮮半島で、再び挑発行為が繰り返されている。韓国には米軍の最大の在外基地があり、ミサイル防衛システムも配備されている。これに中国は強く反発。中ロのジェット機は韓国の沿岸近くを飛行している。韓国軍によると、その多くは国際法に違反していないが、米国の忍耐力を試しているだ。韓国当局者によると、2010年代前半は中国とロシアが韓国領空周辺で戦闘機を飛行させる例は少なかった。だがここ数年は両国が政策を転換したもようで、徐々に回数が増えている。
中ロ戦闘機、韓国領空に相次ぎ接近 米の忍耐力試す
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