独身者が陥る帰省ブルー、親の「結婚しろ」圧力にどう対処するか写真はイメージです Photo:PIXTA

「まだ結婚しないの?」という親からの重圧

 お盆休みが終わり、仕事を再開している人がほとんどではないか。お盆といっても、さまざまな過ごし方があるが、実家に帰省したという人も多いと思う。

 実家は、常日頃の疲れを癒やし、骨休みできる場所。そんなイメージもあるが、帰省によって余計にストレスをためてしまう人もいる。配偶者の実家に帰って不快な思いをする“帰省ブルー”という現象を昼のワイドショーが特集して話題になった。特に、妻が夫の実家に帰省し、気苦労が絶えないケースが多発しているようだ。

 しかし、帰省にストレスを感じるのは、なにも既婚者だけではない。独身者にも“帰省ブルー”は存在する。親や親戚の小言に辟易(へきえき)してしまい、せっかくのお盆休みが楽しいものではなくなってしまう経験をすることもある。ことさら多い事例として、「まだ結婚しないの?」「もういい年なのに……」と重圧をかけられるという悩みがある。

 今回は、現代の象徴とも言える、独身者の“帰省ブルー”について考えていきたい。