ネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムは、インドの小売大手フューチャー・リテールへの出資を決めた。持ち分比率は低水準にとどめるが、3年後に比率を大幅に引き上げるオプションも得た。アジア第3の経済大国であるインドで事業拡大を狙う。今回の出資を通じて同国での実店舗運営の基盤を整え、将来はフューチャー・リテールの筆頭株主になる可能性もある。証券取引所への届出書によると、アマゾンは投資部門を通じてフューチャー・クーポンズの株式49%を取得する。フューチャー・クーポンズはフューチャー・グループのデジタル決済部門で、フューチャー・リテールの株式7.3%を保有しており、アマゾンはフューチャー・リテールの株式約3.5%を間接的に保有することになる。